地方生息で地味なおばさんジャニヲタの日記

主にV6を応援しているものの冥土の土産的にその他の人の公演にも入りたい日記 施設入所中の老親についての記事多めです

六本木歌舞伎 羅生門 観劇感想

お久しぶりです 2月から母を施設に入れたので 

心の黒いオーラを吐き出すほどの事も無く平和に日々過ごしています

 

3月16日土曜日

六本木歌舞伎昼夜観劇して参りました

今帰宅した所で感動さめやらぬうちに書いておきます

ネタバレ含むので注意して下さい

 

六本木歌舞伎 羅生門

【あらすじ】思いの外羅生門でした

渡辺綱茨木童子の対決

羅生門で下人が老婆を蹴り殺した後鬼(茨城童子)に斬り殺される

メタ海老様が登場して下人を渡辺綱家臣「宇源太」として蘇らせる

渡辺綱の家臣として茨木童子の腕を守ろうとしたが逆に斬り殺される

メタ海老様再登場で復活させるか尋ねる

2幕で再び下人として羅生門で斬り殺された後

老婆に問いかけられて心を開き心の闇と戦う

 

よみがえりを下人に尋ねるシーン

シリアスにするんだったらどうとでもできるのに

メタ発言多発ジャージ海老蔵様が登場するのがとてもいい所です

 

死んでるねえ 死んでないよ服が切れて無いでしょ

モニターで見てたよ マキロン塗ってあげるよ

そんな風に登場して宇源太である役名も毎回アドリブで決めさせる

自由で面白い それでいて深い

 

老婆であるときもジャージ姿の時も海老様はこう問いかけます

「もっと勇気だせば良かったのに」下人はそれを引剥ぎ(ひはぎ)という形に

してしまい殺されてしまいました

2幕で老婆の海老様は自由とは心を開いて己の闇と戦うことと示唆します

やがて心象風景ともいえる長い群舞そして鬼に負けそうになるも

海老蔵様の不思議パワーに後押しされ茨木童子を切り捨て

自由の象徴でもある蜘蛛の糸のような綱を登ってフィナーレ

 

海老蔵様と健くんの相性がとても良いという話】

 

海老蔵様は本当に嬉しそうに健くんをいじり倒します

愛です 嬉しそうです 

V6での健くんも愛されてますが基本「健くんはそのままで良い」という

すべて受け入れるタイプの愛ですが

海老蔵様の愛は「健くんもっとこれもできるでしょこれやって」って

追い詰めていくタイプの愛です

健くんの健気で真面目でがんばる姿がくっきりしたように感じました

また海老蔵様と絡んで無茶ぶりされて欲しいと思います

 

【結論】

すごく面白かったし歌舞伎の入り口としても優秀

メタ部分無くせば芸術作品になる

背景も美しい特に2幕の紗幕で墨絵曇天が描かれた物は美しかった

また見たいDVD化の上アドリブ部分だけ特典映像つけてほしいです